群馬県

“気”を描く─特集・鈴木竹柏

文化功労者、日本芸術院会員として活躍した鈴木竹柏は、幽玄かつ重厚な風景画を描き、理事長、会長として日展を率いた現代日本を代表する日本画家だ。大正7(1918)年、神奈川県逗子市に生まれ、19歳で同じ逗子にアトリエを構えていた日本画家・中村岳陵に入門、その内弟子となって師と起居を共にしながら、日本画の技術と画家としての姿勢、身近な自然に美しさを見つける感性を学んだ。師が所属した日展に出品し、日展の気鋭作家らが結成した一采社や始玄会等にも参画し、多くの画家と交流しながら研鑽を積み、現代日本画界を牽引する画家のひとりとして、令和2(2020)年に没するまで精力的に作品を発表し続けた。本展覧会では、3階展示室に妙義山を描いた日展出品作《煌》をはじめ、風景に内在する“気”をとらえ表現した作品19点を特集して展示する。
鈴木竹柏が希求した“気”とは、日本画を含めた東洋絵画で重視される“気韻生動”に帰結し、自然が放つ不可視の存在感をいう。今回、鈴木竹柏の特集展示とあわせ、風景画および花鳥画等を4階展示室で紹介し、日本画における気韻生動の表現を見ていただく。また、あわせて新しく収蔵した書や浮世絵も紹介する。

開催概要

直前の記事

最新一覧

美術展一覧へ戻る