長崎県

ミケル・バルセロ展(長崎展)

ミケル・バルセロ(1957~)は1980年代から長きにわたって国際的に活躍の舞台を広げてきた、まさに現代を代表するアーティストの一人である。故郷であるスペイン・マジョルカ島、ニューヨークやパリといった大都市、砂塵舞うアフリカの大砂漠、悠然たる大河、海抜4000mにもなるアルプスやヒマラヤの高地など世界をまたにかけ、時に過酷な環境下で制作に身を賭してきた。滞在した各地特有の文化や風土、諸現象を積極果敢に自らの芸術世界に取り込みつつ、その制作活動は自由自在な展開をみせている。絵画、彫刻、陶芸、版画、パフォーマンスなど多彩な作品群を手掛け、さらにはパルマ大聖堂の礼拝堂装飾やスイス・ジュネーヴにある国際連合欧州本部の大会議場天井画など大規模かつサイト・スペシフィックな仕事の数々にも挑戦して成功をおさめた。
本展は、求道者のごとく芸術を探求してきたバルセロの飽くなき創作活動の全貌に迫る日本初の大規模な個展となる。初期から現在に至るまでに制作された、代表作を含む計93点の作品群が一堂に会する貴重な機会となるだろう。自然世界に開かれた豊かな感受性が力みなぎる創造へと昇華するバルセロ芸術の真髄をぜひ会場で体感してほしい。

開催概要

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