京都府

美人のすべてリターンズ

2020年春に開催された企画展「美⼈のすべて」は好評だったにもかかわらず、新型コロナウイルスの感染拡⼤に伴いやむなく会期途中で閉幕となった。そこで本展は「美⼈のすべて リターンズ」と称し、新たな作品を加えさらに充実したラインナップで再構成した美⼈画展を開催する。
池⽥蕉園(明治19-⼤正6/1886~1917)は東京出⾝の⼥流画家で、師である⽔野年⽅が上村松園(1875~1949)の活躍にあやかるよう「園」の⼀字をとって「蕉園」と名付けた。その期待通り、美⼈画の名⼿として上村松園と並び称されたが、惜しくも31歳で早世。今回再発⾒された「もの詣で」は21歳頃に制作され、第1回⽂展で3等賞を受賞した作品で、出品後⻑らく⾏⽅不明となっていた「幻の作品」となる。また、その⽂展の3等賞においては、上村松園の「⻑夜」が第1席だったが、同作品も福⽥コレクション。本展で114年ぶりに2つの作品が同時に展⽰されることとなる。
さらに、⾔わずと知れた美⼈画の第⼀⼈者・上村松園は、⼥性が画家として⽣きることが困難だった時代に独⾃の美⼈画で道を切り開き、その功績により⼥性として初の⽂化勲章を受章した。本展では前回初公開で話題となった「雪⼥」を含む松園の世界を展覧。福⽥美術館所蔵作品24点すべてを、前後期に分けて公開する。他にも⽵久夢⼆による美⼈画のコーナーを設け、「夢⼆式」と呼ばれ⼀世を⾵靡した⼥性像の数々を紹介する。
※会期中展示替えあり

開催概要

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心のふるさと良寛 Ⅱ

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