島根県

没後50年 榊原紫峰 花鳥の美に魅せられた日本画家

榊原紫峰(1887~1971)は、花や鳥に深い愛情を注ぎながら、一途に花鳥画を描き続けた画家。京都に生まれ、京都市立絵画専門学校などで学んだ紫峰は、大正7年(1918)に自由な制作の場を求めて国画創作協会(国展)を結成。国展を舞台に革新的な作品を発表し、画壇に新風を吹き込んだ。昭和3年(1928)の国展解散後は、画壇から離れ、孤高の生活の中で自身の芸術を追求していく。
長い画業の中で、初期には鮮やかさと強さを持ち合わせた色彩豊かな作品を描き、そこから徐々に色彩から離れ、清らかな透明感を備えた画風へと変化している。晩年の静寂に包まれる水墨画の世界は、紫峰がたどり着いた境地といえるだろう。一貫して厳しい制作姿勢を取った紫峰は、まるで自然のすべてを掴もうとするかのように、真摯に制作に向き合った。
本展は、紫峰の没後50年を記念し、初期から晩年に至る作品を紹介。清澄なる紫峰の花鳥画を堪能してほしい。

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