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浮世絵と日本画 ~広重の視点・日本の美~

広重が亡くなる直前まで制作し続けた「名所江戸百景」には、江戸の人々が生き生きと暮らす様子が鮮やかに描かれている。広重は、定火消の家に生まれ、自身も火消同心として勤めていた。火の見櫓からの景色は、空から見下ろす鳥瞰を特徴とした広重の作品に大きく影響を与えたことだろう。江戸っ子の広重がそこから見た江戸の景色や感じた空気は、鮮やかな色彩の作品を通して現代の私たちに伝えられている。
今回は浮世絵と同時に、館蔵品の日本画も展示。古来より日本の生活様式の中で間仕切りとして用いられてきた屏風、仏教普及のための道具として普及した軸などの形式は、次第に美的感覚を重視した空間演出の役割を担い、日本文化や生活様式に溶け込む形式へと展開してきた。
本展では、海外の芸術家にも影響を与えた日本独自の様式・表現方法・色彩美を紹介し、日本芸術の空間が楽しめる。

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