京都府

田中一村展 奄美へとつづく道(京都展)

明治41(1908)年、木彫家の父のもとに生まれた田中一村(本名・孝たかし)は、幼少期より画才を発揮し、7歳の時に父から「米邨べいそん」の号を与えられた。大正15(1926)年には東京美術学校に入学するも、わずか2カ月で退学。退学後数年は南画家として活動するが23歳の時に南画と決別し、30歳で移住した千葉で20年間風景や動植物の写生に明け暮れる。その間、美術団体・青龍社に出品し入選。39歳で念願の画壇デビューを果たし「米邨」から「一村」へと改名した。しかし、その後も日展や院展に挑戦するもことごとく落選。以後中央画壇との関係を断った一村は、新天地を求めて奄美大島へと渡る。一村50歳の時だった。そして昭和52(1977)年に69歳で亡くなるまでの19年間、奄美の亜熱帯の多様な自然に魅了された一村はその風景を独自の画風で描き続けた。
本展では若き南画家としての栃木~東京時代、新しい画風を模索し「一村」と名を変えた千葉時代、そして画家として満足感あふれる日々を送った奄美時代と、大きく3つの章に分けて一村の画業を紹介する。

開催概要

直前の記事

最新一覧

美術展一覧へ戻る