若冲と京の美術―京都 細見コレクションの精華―

細見美術館は、京都の中でも文化の香り高い岡崎に佇み、国内外屈指の日本美術コレクションで知られている。そのコレクションは、大阪の実業家であり、茶人としても知られた故・細見良(ほそみ りょう、初代古香庵)にはじまる細見家三代により蒐集された。細見家三代の審美眼によって選び抜かれた美術品は、質の高さはもとより、日本美術の各時代・分野を網羅し、実に多彩である。また、今日高い人気を誇る江戸時代の京絵師・伊藤若冲(いとう じゃくちゅう、1716~1800)をいち早く評価し、若冲の画業を概観できるコレクションを形成した。細見美術館は、コレクションの特色を生かし、1998(平成10)年の開館以来、日本美術のもつ多彩な魅力を発信し続けている。
本展では、この貴重なコレクションのなかから、若冲の作品15点を紹介するほか、若冲を生み育んだ「京」の歴史・文化を伝える古美術品の数々を展示。本展を通し、若冲と「京」が縦糸横糸に織りなす美術の奥深さを楽しんでほしい。
開催概要
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会期
2021.04.10〜2021.05.23 -
会場
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観覧料金
当日一般1,000円
詳細は公式サイトへ
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休館日
月曜日(5月3日は開館)、5月6日
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