三重県

ダイアナ妃が愛した色彩版画 没後70年 吉田博展(三重展)

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パラミタミュージアムでは2018年「浮世絵モダーン」と銘うち、明治時代後期から昭和前期にかけて浮世絵の復興をめざした新版画の作家たちを紹介した。今回はその中でもとくに好評を得た吉田博の作品を一挙に公開する。
吉田博は、1876年福岡県久留米市に生まれ、京都で洋画を学んだ後、東京で小山正太郎に師事し、明治美術会の会員となった。1899年(明治32)23歳で渡米し、デトロイト、ボストン両美術館で展覧会を開催して好評を博し、ヨーロッパではパリ万博で作品を展示し褒状を受けている。その後、油彩、水彩画家として文展、帝国美術院展覧会などでも審査員を務めるなど、洋画会の第一人者として認められてきた。
吉田博が新版画の版元渡邊庄三郎と出会い、風景版画に傾注していくのは40代になってからのことである。量産が前提であった浮世絵版画とは一線を画した新版画は、芸術作品としての完成度を求め、吉田の作品は微妙な色彩表現を目指して、一つの作品に数十回もの刷りを重ねるという徹底したものであった。
吉田の作品は国内外で高い評価を受け、後に故ダイアナ妃にも愛されたことで知られている。没後70年の節目に開催する本展では、版画180点とともに、初公開の版木や写生帖も展示。吉田博の芳醇で爽やかな色彩版画の世界が楽しめる展覧会。

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