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マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界

パリの耳鼻咽喉科の医師であり出版人でもあったマニュエル・ブルケールは、1930~1960年代にかけて、友人の画家で印刷工房主のジャン=ガブリエル・ダラーニェスの協力のもと、美しい絵で彩られた版画本を、愛書家のために限定出版した。今日では、ブルケールがどのような人物であったかはほとんど知られていない。しかし、彼とダラーニェスのもとに集った当時フランスで活躍していた画家たちと文学者たちの交流は、この度紹介するこの麗しい版画本となり結実した。
作品は、画家ごとに特集された本の形態をとり、多くがその画家を礼賛する内容となっている。マルク・シャガールやモーリス・ユトリロなど、20世紀前半のフランス美術の錚々たる画家たちが名を連ねる一方、現在では名前のあまり知られていない画家も参加。ブルケールの版画本は、当時のフランスの版画の豊かさと優雅さを示しているのだ。本展では、同館所蔵の49冊に収録された、約500点を展示する。

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