新潟県

無言館 ―遺された絵画からのメッセージ―

長野県上田市の、とある丘の上に、中世ヨーロッパの教会風の佇まいの美術館がある。名前は「無言館」。並んでいるのは、ひたむきに、誠実に描かれた絵画ばかり―いずれも、戦争によって志半ばで命を落とした画学生たちの遺作である。二度と自作について語ることの叶わなかった彼らの声に、作品を通して耳を傾ける場を……という画家・野見山暁治氏の意志を継ぎ、館主の窪島誠一郎氏が全国各地の遺族を訪ね歩いて預かってきた。
本展では、通常陳列されていない約130点をお借りして、画学生たちがカンバスに託したものを「望郷」「家族」「自我」「恋」「夢」の5つのテーマによって紹介する。彼らが短い青春のひと時に描いた親しい人の姿や場所、憧れや理想から感じられる、永遠に失われてしまった可能性、そして平和の尊さに思いを馳せてみてほしい。
あわせて、新潟市美術館の所蔵品から、新潟市出身で、同じく惜しまれながらも戦没した加藤一也(いちや)、佐藤清三郎、金子孝信の絵画・資料も特集展示する。

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