MUCHA(ミュシャ) グラフィック・バラエティ

アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)は、ヨーロッパを中心に起こった「アール・ヌーヴォー」を代表する画家・デザイナー。現代においても高い人気を誇るミュシャは、パリで人気を博すきっかけとなった《ジスモンダ》(1895)のような流麗な女性を描いたポスターが有名だが、その魅力はポスターだけに留まらない。
ミュシャはパリで有名になる前、生計を立てるために挿絵画家として活躍したことをきっかけに、数多くのグラフィック・デザインの仕事を手掛けた。ミュシャは「大衆のための芸術」を制作することを目指し、彼独自の精緻なデザインが凝縮された本や雑誌の仕事、切手や紙幣のデザインといった国家規模の仕事など、生活に密接したデザインの仕事で人々の暮らしを彩った。
本展では、既によく知られた商業ポスターだけでなく、本、雑誌、ポストカード、切手、紙幣、メニューや商品パッケージなどのほか、ミュシャ様式の教科書ともいうべき図案集『装飾資料集』(1902)全ページの公開を含む約550点の作品を展示する。時代を超えてもなお私たちを惹きつけるバラエティ豊かな仕事の数々から、ミュシャの新たな一面を見つめ、その魅力を余すところなく紹介する。
開催概要
-
会期
2021.04.17〜2021.06.20 -
会場
-
観覧料金
当日一般620円
詳細は公式サイトへ
-
休館日
月曜日(5月3日は開館)、5月6日
-
お問い合わせ
- カレンダーへ登録