企画展「暁斎・暁翠が描く花鳥画」展

日本は四季の変化に富むと言われている。近年はなかなか暦通りの陽気にならないこともあるが、それでもなお、私たちは春を待ち、夏を楽しみ、月を愛で、雪に思いを致しつつ、気がつけば一年を過ごしているように思われる。
暁斎が生きた時代、明治5年(1872)12月2日の翌日を明治6年1月1日として太陽暦が始まった。歴史の上では明治維新、文明開化と、すべてが急速に洋風化していったかのように見受けられる明治時代だが、暁斎や娘の暁翠の作品には、時代の変化にいち早く対応したものがある一方、江戸の名残を残した年中行事などを描いた作品や、四季の移ろいを描いた作品など、昔から変わらない、そして今も変わらない日本の春夏秋冬を描いたものが数多く残っている。
本展では、暁斎や暁翠が描いた四季折々の花鳥画や風景画を中心に展示。四季を豊かに彩る草花や、可憐な鳥たちの世界を堪能できる。
同時開催として、特別展「暁斎が描いた挿絵本展Part.2―教科書啓蒙書の世界―」を3月のみ開催。
開催概要
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会期
2021.03.01〜2021.04.25 -
会場
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観覧料金
当日一般600円
詳細は公式サイトへ
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休館日
木曜日、3月26日~3月31日
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