石川県

花木にみる 日本美の心

日本の国土は南北に長く、四方が海に囲まれた島国だが、豊かな農耕に適した平野があり、海岸線は微妙に入り組んで、世界のなかでもめずらしい様相を示している。南方からの暖流と北方の寒流が重なり、熱帯的なものと寒帯的なものとが複雑に入り交じってさらに目まぐるしさをましており、その自然の変化の様を、端的に示しているのが四季の変化といえる。
花木草花を題材とする美術工芸品は、その題材の明快さ、日本人の情緒的・装飾的感性を表現するのに最もふさわしいものであったところから、古くから流行し、多くの画家や工芸家によって数多く制作されてきた。
本展では、自然に対する伝統の心を見つめ直し、四季の移ろいや旬を感じ取ってもらうことを目的に、日本人が自然との間で織りなした美意識が鮮明に表現された作品を展示し、和の心に迫る。

開催概要

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企画展 竹―日本の美―

四季を通じて青緑を保ち真っ直ぐに育つ竹は、清らかさや繁栄の象徴と考えられてきた。特に中国では、寒中でも緑を保つ松や花を咲かせる梅とともに、高潔さの象徴である「歳寒三友」の一つとして愛された。日本では、竹は榊などとともに神

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