東京都

ミュージアム コレクションⅢ 美術家たちの沿線物語 田園都市線・世田谷線篇

1907年に世田谷で最初に開通し、“玉電”の愛称で親しまれた玉川電気鉄道。現在は、渋谷から二子玉川に向かう東急田園都市線と、三軒茶屋から分岐し下高井戸へと至る東急世田谷線に、その名残をとどめている。
“玉電”沿線では、1913年、都内初の高級分譲地である桜新町が開発されたのはじめ、1923年の関東大震災以降、次第に宅地化が進み、多くの美術家たちもまた、広い土地にアトリエをもとめて移り住んだ。本展では、この沿線にゆかりの美術家たちを取り上げ、数々のエピソードとともに作品を紹介する。
1919年、三宿駅近くに画室「白田舎」を建てた日本画家・平福百穂と、歌人・斎藤茂吉との交流。関東大震災の後、駒澤大学の校舎および図書館の再建に携わった建築家・菅原栄蔵と、菅原が構想した駒沢芸術家村のアトリエに住んだ洋画家・向井潤吉。桜新町に千坪の農園を営んだ家具作家・林二郎と、その近隣に住んだ洋画家・緑川廣太郎や小説家・志賀直哉ら文化人の交流の輪。1930年代に写真家・桑原甲子雄がとらえた世田谷ボロ市の風景など――。美術家たちの創作と交流の足跡、沿線で織りなされた、さまざまな物語を展覧会を通して楽しめる。

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