特別展「いにしえの響き」

古人(いにしえびと)は主に金属を材料とした振り動かして鳴らす音具(音を出す器具)「すず(鈴・鐸)」をあつらえ、静寂の中に金属音を響かせてきた。「すず」は高貴な身分にある人に好まれ、自身の装身具や使役する動物を飾り立てるために用いられた。その軽やかな音をまとう姿は、古事記や日本書紀などの文献や、古墳に置かれた埴輪などからうかがうことができる。出土例からその実像も見えており、豊川市内で出土した炭焼平20号墳(豊川市東上町)の鉄鈴をはじめ、周辺地域でも鈴を付したものが見つかっている。
本展では、原始・古代の「すず」を三河とその周辺地域から集めて展観し、これら果たした役割と、人びとが求めたいにしえの響きの世界を紹介する。
開催概要
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会期
2020.11.14〜2021.01.11 -
会場
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観覧料金
当日一般300円
詳細は公式サイトへ
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休館日
月曜日(11月23日、1月11日は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)
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