神奈川県

桑久保 徹 A Calendar for Painters without Time Sense. 12/12

公立美術館における初めてとなる桑久保徹(1978-)の個展を開催する。
桑久保は神奈川県を拠点に活動する気鋭の画家。現代美術に立ち向かうための方法として、自分の中に「架空の画家」を見出し、「彼に描かせる」という演劇的アプローチから創作をスタートした。油絵具を盛り上げるなどの古典的な技法やモティーフを用い、心象風景を現代的かつ物語性豊かに紡ぎ出す表現は、国内外で高い評価を受けている。
桑久保が近年取り組んでいるのは、美術史に輝く巨匠をオマージュした「カレンダーシリーズ」。ムンク、ゴッホ、モディリアーニなど桑久保により選ばれた巨匠が12か月に当てはめられ、カレンダーの「月」に見立てられる。画面には巨匠たちの息遣いが漂い、鮮やかな色彩と描かれた様々なモティーフが溶け合うことで、時空を超えた共鳴が生まれる。
本展は、完結したカレンダーシリーズとともに、関連するドローイングも一堂に会した初の展覧会となる。各作品において過去の巨匠の生きた時代・制作の時間を現在の私たちの時間・生活と比較させることによって、時間の概念を強く感じさせる異次元空間を演出することを試み、現代美術の新たな理解と視座を得ることを企図する。

開催概要

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