栃木県

日本遺産認定記念 益子を彩る陶芸家たち 〜コレクションにみる個人作家の系譜〜

東日本屈指の窯業地「かさましこ」(茨城県笠間市と栃木県益子町)は、窯業や統治者により、歴史的に同じ文化圏を形成してきた。江戸時代に入り別々の道を歩むが、18世紀後半からは再び、県境を越えて、製陶を通じてつながり合った地域である。暮らしに必要な日用品を作り続けていたこの地域では、存続の危機に陥ると時代に合わせた革新に挑み、多様な作風を許容する産地へと変化した。自由でおおらかな環境が創造する者を惹きつけ、今では600名を超える陶芸家が活躍している。美意識を追求し美しい生活造形を生み出す「かさましこ」は、訪れる人の五感をも刺激し、暮らしに寄り添う独自の陶文化を醸成し続けている。
このたび、益子町が笠間市と共同で申請しました日本遺産「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ”焼き物語”~」が令和2年6月19日に認定となった。平成30年の「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~」・「地下迷宮の秘密を探る旅~大谷石文化が息づくまち宇都宮~」に続き、県内では4件目の認定となる。今回の認定を記念し、本展では同館のコレクションを通じて、20世紀後半以降に益子を拠点とした個人作家の系譜を辿る。益子の自由な気風を求めて各地から集まり、多種多様に作風を開花させ、一時代を築いた作家、濱田庄司、島岡達三、加守田章二、木村一郎、合田好道、小滝悦郎、佐久間藤太郎、瀬戸浩、高内秀剛、田村耕一、長倉翠子、濱田晋作、廣崎裕哉、村田元、吉川水城らの陶業を中心に紹介する。

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