埼玉県

企画展「《新富座妖怪引幕》完成140年記念 暁斎の妖怪画」展

暁斎による《新富座妖怪引幕》は、明治13年(1880)6月30日、銀座にある二見朝隈(ふたみ あさくま、1852-1908)の写真館にて描かれた。縦約4メートル、幅約17メートルもある大きな幕で、妖怪に扮した歌舞伎役者たちが葛籠(つづら)から飛び出してくる様子を、暁斎は4時間で仕上げたという。この巨大な幕は『歌舞伎新報』に連載されていた河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ、1816-1893)の狂言「霜夜鐘十字辻筮(しもよのかねじゅうじのつじうら)」の上演に因んで、仮名垣魯文(かながき ろぶん、1829-1894)が暁斎へ依頼したもの(現在は早稲田大学坪内博士記念演劇博物館様蔵)である。
本展では、暁斎が《新富座妖怪引幕》を描いてから今年で140年になるのを記念し、《新富座妖怪引幕》に登場する ろくろ首や天狗、大津絵の鬼などを中心に、暁斎とその一門による妖怪画を紹介。恐ろしいだけではなく、いきいきとして人間味に溢れた妖怪たちの姿が楽しめる。
同時開催として特別展「華やかな『暁斎楽画』の世界―複製本より―」展も開催。

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