大阪府

特別展「黒田泰蔵」

公式サイト

黒田泰蔵(1946–)は、静謐な白磁の造形で世界的に知られている。20歳でパリに渡り、1967年にカナダで陶芸に出会った黒田は、帰国後の1982年に初個展を開催。白磁の作品を初めて発表した1992年からは、これが創作の中心となっていった。
黒田の白磁作品は、薄く緊張感のある輪郭線をもちながら、表面には柔らかく美しい弧を描く轆轤目が見られ、見る者にそれぞれの作品の確かな存在感を印象づける。作家は、白磁のうつわをつくることを「イエスとノーの間の言葉」を表現することに例えている。つまり、言葉にならないことを、かたちにして共有する方法だと捉えているのだろう。
本展では、イセ文化基金所蔵品と大阪市立東洋陶磁美術館所蔵品を中心に、黒田泰蔵の白磁作品約60点を展示する。梅瓶を意識した作品から、轆轤の回転運動をそのままに、直線と円とで構成される「円筒」まで、作家を代表する造形によって黒田泰蔵の世界を展観する。

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