三重県

香りの器―高砂コレクション

香料を用いて香りを作り、これを楽しむ文化は、はるか古代に始まり、文明の発達とともに進化してきた。文明化された社会では、香りは人々の生活に欠かせないものとされ、人々は異国に香料を求め、貴重な香油や香木をおさめるために、贅(ぜい)を尽くし、美しくかざった器を用意した。香りは目に見えるものではなく、形を残すものではない。しかし、今日残される香水瓶、香道具の数々は、人々が愛した香りの文化を現在に伝えている。
本展では、今年創業100年を迎える高砂(たかさご)香料工業のコレクションより、香りにまつわる工芸品約230点を展示し、香りの歴史と文化を紹介する。紀元前オリエントやギリシアの香油瓶から、日本の伝統的な香道で使われた漆芸品の数々、ヨーロッパ王侯貴族に愛された17世紀の陶磁器や20世紀香水メーカーの香水瓶まで、古今東西の「香りの器」が一堂に会するこの機会をお見逃しなく。

開催概要

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