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小宇宙の精華 インド宮廷絵画―畠中光享コレクション―

「インド細密画」とは宮廷絵画であり、16世紀後期から19世紀前期にかけてムガール帝国の宮廷やインド中部から西北部の武人階級であるラージプトの藩主国の画工房で描かれた絵画である。インドには、「一枚の絵と観る人は一対一で向き合って対話するもの」という絵画観がある。それゆえ小さな画面に絵が描かれた。しかしインド細密画は小さな画面に細密に描かれるだけではなく、画面を通して豊かな世界が広がっている。描かれた美しさだけでなく、その奥にある内容や意味、心を読むといった絵を鑑賞する術は、音楽や詩歌と同じく王侯貴族の教養とされ、宮廷人の嫁入りにも持参される重要なものであった。
本展では、日本画家・インド美術研究者である畠中光享氏が約半世紀の歳月をかけて調査研究のために収集した「畠中コレクション」のインド細密画を紹介する。「畠中コレクション」はインド細密画の全ての流派を網羅した、国内では唯一最大のコレクションである。インド細密画の、小さな画面に広がる深くて豊穣な世界が楽しめる。

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