京都府

文房四友と朝鮮ソンビの世界

朝鮮王朝(1392~1910)のソンビ(有徳儒者)に代表される文人たちの美徳意識あふれる文房具や家具を紹介する。
儒教を国教とした朝鮮時代は、文化や教養を特に尊重した時代。中央官僚を輩出した支配層である両班(ヤンバン)にとってソンビは道徳的、知的権威としての理想像であった。儒教的価値観を備えたソンビの文房(書斎)は、友になぞらえる紙、筆、墨、硯をはじめ水滴、紙筒などの道具や、書棚(チェッチャン)、書案(ソアン)、屏風、四方卓子(サバンタクジャ)、文匣(ムンカッ)という文房家具が配置された学術的空間だった。この禁欲的な空間の中にある文房の愛らしい形や、吉祥のモチーフからは人間的な願望も見てとれる。朝鮮時代のソンビのまなざしが感じられる文房の世界を堪能できる展覧会。

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