東京都

岡田紅陽 富士望景ー武蔵野から

「富士の写真家」として国内外に広く知られる岡田紅陽。岡田は1961年から亡くなるまでの10年余を武蔵野市で過ごした。本展では、1930年代~70年代の写真47点と関連資料から、岡田の仕事をあらためて振り返る。
岡田は新潟県の現・十日町市に生まれた。父や祖父は書画の才に秀で、芸術が身近な家庭環境だった。早稲田大学進学後から写真表現に熱心に取り組むようになった岡田は、1916年の正月、忍野村で体験した富士山に圧倒され、以来、富士山の撮影に生涯を捧げることを決意する。
本展では、武蔵野市などが所蔵する岡田の写真47点に加え、関東大震災の記録写真集、岡田が手がけた観光絵ハガキなど関連資料によって、活動初期から晩期にいたるまでの岡田の仕事を展観する。
周囲の様相がどれほど変転しようと、その麗姿をもって日本的精神の拠でありつづける富士山。かつてないほどの不安を抱えることとなった2020年だが、富士山にひたすら向かい続けた岡田の姿を追いながら、艱難のうちにあってなお変わらぬものとはなにかを、問い直したい。

開催概要

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