沖縄県

企画展「描かれた首里城」

琉球王国時代、国王の居城だった首里城は、政治、外交、文化の中心的な存在だった。1879年の廃藩置県で沖縄県が設置されたことにより、それまでの機能は喪失。その後は、日本陸軍熊本鎮台沖縄分遣隊の兵舎や、首里市女子工芸学校などの校舎として利用された。
沖縄戦において首里城が灰燼に帰した後は、多くの沖縄の人々が復元を念願した。1992年に復元された首里城は、琉球王国を象徴するもの、あるいはアイデンティティの拠り所、さらには沖縄の観光資源としての役割を担っていた。その首里城は、2019年10月31日、火災により正殿を含む8棟の建物が焼失した。
企画展「描かれた首里城」では、沖縄県立博物館・美術館の収蔵品のなかから、首里城およびその周辺をモチーフとして描かれた絵画を中心に紹介する。それぞれが制作された時代背景を通して、美術家たちがどのような首里城の姿を描いたのかを、うかがい知ることができる。
山田真山や名渡山愛順、大嶺政寛、安谷屋正義らの絵画や、岡本太郎、山田實の写真、皆川泰蔵の染織といった作品20点を紹介。あわせて、本山桂川、鎌倉芳太郎、森政三、坂本万七らが撮影した、大正から昭和初期の首里城を写した写真パネルも展示する。
※会期中展示替えあり

開催概要

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