鹿児島県

令和2年度 初夏の所蔵品展 特集:花鳥画の世界

東洋では古来、花鳥をモチーフに多くの絵画が描かれてきた。中国では早くも3世紀からの六朝(りくちょう)時代に独立したテーマとなり、日本ではかなり下って14世紀の室町時代の前期から手掛けられるようになった。中国から伝わった唐絵の一種として、また日本伝統のやまと絵としても描かれ、その後、雪舟や狩野派も得意としていったジャンルだった。桃山時代には大画面の障壁画として空間を彩り、江戸になってからは浮世絵としても普及し、近代日本画ではより写実性が追究された表現となっている。花と鳥の相性の良さからそのデザイン性も高く、工芸品のモチーフとしても好まれた。
この特集展示では、所蔵品の中から約10点を厳選して紹介する。
山水画と花鳥画は古代中国から伝えられた二大テーマだが、四季の移ろいに敏感で「花鳥風月」という言葉を生み出した日本人の心性に、より似つかわしい花鳥画の華麗な世界を楽しんでほしい。

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