愛知県

癒やしのノベルティ楽園(パラダイス)

20世紀初頭から瀬戸でつくられアメリカを中心に輸出されたノベルティは、世界に誇るべき愛知のやきものの一つである。ノベルティ“Nobelty”とは、元来は「珍しいもの」や「新奇」「斬新」などを意味する言葉だが、日本においては陶磁器製の置物や装飾品を総称する名称として知られている。それはヨーロッパのフィギュアの影響を受けながら、愛知県のやきものの特有の多彩な技法と優れた作り手たちの情熱によって育まれた。これまで、愛知県陶磁美術館では、ノベルティを主に歴史的な視点でとらえた展覧会を開催してきたが、今回はノベルティの優雅な美しさ、生き生きとした表情、リアルな表現を、より深く感じていただくための企画となる。
ノベルティの表現は実に豊かだ。例えば、人物の喜びや悲しみの表情は顔や眼差しだけではなく、立ち姿や手指の動きまでも繊細に表現されており観る者の目に伝わってくる。また同じ動物であっても、イヌやネコなど人間と暮らす動物たちの愛くるしい姿とウシやウマなどの家畜たちの姿、そして厳しい自然に暮らすライオンやゾウなど野生動物たちの躍動感あふれる姿が、見事に作り分けられ表現されている。
本展では、ノベルティをじっくりご覧いただく趣向を凝らしながら約150点を紹介。美術館の展示室に広がる癒やしのノベルティ楽園(パラダイス)を楽しんでほしい。

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