東京都

日本・ポーランド国交樹立100周年記念 「ショパンー200年の肖像」(東京展)

アリ・シェフェール《フリデリク・ショパンの肖像》 1847年 油彩・カンヴァス ドルトレヒト美術館蔵 Dordrechts Museum

2019年、日本とポーランドは国交100周年を迎えた。これを記念して、ポーランドが誇るロマン主義を代表するピアニストで作曲家のフリデリク・ショパン(※)(Fryderyk Chopin /1810~1849)を新たな視点から再考する展覧会を開催する。
「ピアノの詩人」と称されたショパンの楽曲は、母国ポーランドやロマン主義の舞台であったフランスは然ることながら、日本をはじめ世界中で愛されてきた。ただ、ショパン自身については、幼い頃から身体が弱く、恋人であった作家ジョルジュ・サンドとの別れによる傷心のうちに若くして亡くなったという画一的なイメージが流布している。そこで本展では、ショパンの息吹を感じる自筆譜や手紙、遺品のみならず、彼にまつわる様々な美術作品や資料に基づき、ショパンという芸術家の人間像と音楽創造の背景を見つめなおす。とりわけ現代のアーティストたちがショパンからインスピレーションを得て制作した数々の造形作品を一同に展覧し、多角的なショパン像を発見しようという試みは新しいアプローチと言えるだろう。
本展では、現在、ショパンの遺品・権利などを一括して保有・管理、研究および普及活動を行っているワルシャワの国立フリデリク・ショパン研究所の全面協力のもと、彼らの所有する本邦初公開の自筆譜や手紙、美術作品などを中心に、ワルシャワ国立博物館やドルトレヒト美術館(オランダ)、国内美術館が所蔵する油彩画など貴重な約250点を展示する。
日本・ポーランド両国にとって本展は、ショパンとその時代の芸術への一層の興味・関心を喚起し、両国の相互理解を促すだけでなく、ますますの強固な友好関係を築くものとなるだろう。

※……本展では、ショパンの洗礼名をポーランド語の綴りに則り「Fryderyk」とし、日本語カナ表記では原語の発音により近い「フリデリク」を用いる。

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