高知県

西洋近代美術にみる 神話の世界 古代への憧れ・楽園の記憶(高知展)

田園にたたずむ女神、戦場で戦う英雄、水浴するニンフなどが登場するギリシャ・ローマ神話は、古代から芸術作品の主題となってきた。神話は時代ごとに解釈を加えられながら、神に捧げるため、あるいは教養を示すため、美術のなかでさまざまに表されている。18世紀になると古代遺跡の発掘も進み、考古学的関心に基づきながら同時代の趣向を反映した古代のイメージが描かれるようになる。19世紀以降も神話と古代の文化は象徴主義や印象派の作家たちにインスピレーションを与えた。本展では、古代遺跡に魅了されたピラネージから神話の物語を題材に作品を描いたヴィクトリア朝の画家たち、豊かな自然のなかに女神を思わせる裸婦を描いたルノワール、神話上の怪物を登場させたピカソまで、18世紀から20世紀の作家34名による作品を紹介する。幻想的な版画、優美な古典世界、穏やかな田園風景など、古代から脈々と受け継がれてきた物語の系譜を楽しんでほしい。

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