大分県

坂茂建築展 仮設住宅から美術館まで

大分県立美術館では、開館5周年を記念し、同館の設計者である世界的建築家、坂 茂氏の展覧会を開催する。
坂氏は、中国の伝統的な竹編み帽子から発想を得た屋根の構造を持つ「ポンピドー・センター-メス」(2010年、フランス)や、パリ郊外セガン島の音楽ホールを中心とした複合音楽施設「ラ・セーヌ・ミュジカル」(2017年、フランス)など、世界中で建築設計に携わっている。その一方で、1995年の阪神淡路大震災の「紙のログハウス」や「紙の教会」、2011年の東日本大震災に活用された「避難所用間仕切りシステム」、2008年の中国・四川大地震の復興支援では「成都市華林小学校紙管仮設校舎」を建てるなど、災害支援活動も続けられている。これら多方面に及ぶ活動が高く評価され、2014年に建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した。
本展は、坂 茂氏自らが設計した美術館での大規模個展。坂氏が35年に渡りおこなってきた設計活動を、写真や図面、映像だけでなく、多数の実物大モックアップ(模型)で紹介する。離れた場所にある建築を臨場案あふれるダイナミックな展示で、子どもから大人まで楽しんでいただける内容だ。また25年に渡り世界各地で行ってきた災害支援活動についても紹介する。
その多角的な創作や活動とあわせて、同館を設計する中で考えた建物のフレキシビリティや、街に開かれた美術館への構想など、同館のコンセプトを体験できる会場構成も展示する。

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