奈良県

入江泰吉「奈良 古色大和路」展

入江泰吉(1905~1992年)は、奈良大和路の風物とそこに息づく歴史、表情豊かな自然をこよなく愛した写真家だった。戦災に遭い、ふるさと奈良に戻った時から大和路の風物を生涯のテーマとして、情熱と愛情をもって取り組んできた。
入江は撮影のなかで「千年の時代の流れに、おのずから成り立った古色美、そうした人工の及ばない自然の施した彩色の美しさがある」ことに気づき、古くから佇む堂塔伽藍や仏像といった人工と自然との調和美こそが大和路の美しさであると考えた。そして大和路ならではのしっとりと落ち着いた“入江調”と呼ばれる独自の作風を築き上げ、数多くの秀作を世に発表してきた。
このたび写真集BIG BOOK 入江泰吉『奈良 古色大和路』縦690×横500㎜・CCアートラボ)出版を機に、あらためて入江の代表作を取り上げ2会期にわたって紹介する。

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