鹿児島県

開館20周年記念アートラボ 黒蕨壮 彫刻展 刻まれたリアリティ

幼少期から木彫に慣れ親しんできた黒蕨は、コンピュータ技師として働く傍ら木彫を続け、ほぼ独学で現在のスタイルを確立した。1980年代には全国各地の公募展で大賞を受賞するようになり、2015年には日本を代表する木彫作家対象の彫刻賞である平櫛田中賞を受賞するなど高い評価を得ている。
黒蕨の作品は、モチーフの素材感をも写し取るような精巧さで、社会への問いかけや人の心の有り様について語りかけてくる。鑑賞者は、まるで吸い込まれるように作品と向き合い、日用品や人体の一部によって表された作家の思念に、自身や身近な人を投影するような気持ちになる。
本展は、屋内所蔵作品の中でも来館者に特に関心の高い《チョット休憩》(1985)を含む初期の作品から新作までを展示し、表現の連関から垣間見える黒蕨の活動の主題に触れるものとなるだろう。

開催概要

直前の記事

最新一覧

美術展一覧へ戻る