岡山県

YUMEJI 抒情の線

岡山出身の詩人画家・竹久夢二(1884-1934)は、独学で表現の道へ進み、画家、デザイナー、詩人など総合芸術家として活躍した。創作の源になったのは身近な人々や風景で、いつもスケッチブックを携え、その数は400冊以上にもなる。その線描(せんびょう)は詩人・夢二の「心の詩」ともいえる表現で瞬間の美しさを切りとっている。
本展では初公開となる10点を含めた多数のスケッチなど、夢二式美人創成期の若さあふれる表現から円熟期にいたってもなお新しい表現を追求した気迫のこもった描線まで、夢二の“線”に注目して展示。構図の試行錯誤の窺(うかが)える下絵を13年振りに公開する《桜下五美人》、自由闊達な線に夢二の感性を感じさせる《青い酒》など、抒情的な筆の跡に注目し、彼が描きだそうとしたものを見つめる。
春の特別展示として、夢二デザインの着物を着た舞妓が華やかな《春宵哀話》、また、こどもへのあたたかな視点を感じる《ねたかねなんだか》を公開する。

開催概要

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絵は時間や場所を超えて、時には作家の心に広がる物語の中にまで旅をさせてくれる。私たちを取り巻く風景は、季節や時刻、光の当たり方や見る人の心情によって絶えず変化し、自分ひとりでは見出すことのできないさまざまな情景に出会える

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