京都府

京都市京セラ美術館開館記念展 杉本博司 瑠璃の浄土

同館に新たにオープンする新館「東山キューブ」における開館記念展として、国際的に活躍するアーティスト、杉本博司の個展「杉本博司 瑠璃の浄土」を開催する。
杉本博司は、1970年代より、大型カメラを用いた高度な技術と独自のコンセプトによる写真作品を制作し、世界的に高い評価を受けてきた。また、古今東西の古美術や歴史資料等の蒐集、建築、舞台演出といった幅広い活動を行い、時間の概念や人間の知覚、意識の起源に関する問いを探求し続けている。
これまで幾度となく京都を訪れ、その長い歴史から思索を誘発されてきた杉本は、同地で撮影を行い、作品も生み出してきた。今回、かつて6つの大寺院が存在していた京都・岡崎の地に立つ京都市京セラ美術館が再生されるにあたり、「瑠璃の浄土」のタイトルのもと、仮想の御寺の荘厳を構想する。
瑠璃とは、ラピスラズリーの群青色や硝子などを表し、また薬師瑠璃光如来へも繋がるもの。古代から人の心を捉えて離さない、硝子-レンズ-写真にも繋がるこの不思議な物質の魔力に、杉本もまた深く魅入られてきた。本展では、世界初公開となる大判カラー作品シリーズ「OPTICKS」や、硝子にまつわる様々な作品や考古遺物が展示される。
杉本博司の京都での美術館における初の大規模展となる本展では、「瑠璃」、「浄土」、「偏光色」をキーワードとして、写真を起点に宗教的、科学的、芸術的探求心が交差しつつ発展する杉本の創造活動について改めて考えるとともに、長きにわたり浄土を希求してきた日本人の心の在り様を見つめ直す。
※当面、京都府在住の方のみ対象。事前予約・定員制。

開催概要

直前の記事

no image

郷土の画家 髙橋三兄弟展-明治生まれの澤三・五郎・重朗ー

髙橋澤三・五郎・重朗は、北甘楽郡額部村大字岩染(現在の富岡市岩染)の旧家に生まれた。父・伊蔵と母・カツはともに教育熱心であり、厳しい社会経済情勢にもかかわらず、3人を美術学校に進ませて画家・教育者に育てた。 本展では、富

続きを読む

最新一覧

美術展一覧へ戻る