広島県

生誕150年 小林千古と白馬会展

小林千古(本名花吉・1870-1911)は、ハワイ移民の多かった広島県地御前村(現廿日市市)に生まれた。千古は18歳の時に向上心と冒険心を抱き、移民たちと同じ船でハワイを経由しサンフランシスコに渡った。カリフォルニアデザイン学校に入学し、学資を稼ぎながらの苦学であったが、学内のコンクールで最優秀賞を受賞するなど非常に良い成績を収めて卒業、この頃から「萬古(BANKO)」と号するようになった。ヨーロッパでの美術研究を目的に1900年パリに渡り、ルーヴル美術館などで数多くの名画に触れ、また黒田清輝、岡田三郎助らと親交しながら、さまざまな刺激を受け画業に研鑽する。帰国後、1905年に上京し、黒田や岡田が主要メンバーとなっていた白馬会創立10年紀念絵画展に、号を「千古(SENKO)」に変え22点を出品し日本画壇へデビューを飾った。白馬会はフランスで明るい外光派の画風を学び「新派(紫派)」と呼ばれた黒田、久米桂一郎らが中心となり、1896年に結成した美術団体だった。
小林千古生誕150年を記念する本展覧会では、千古がサンフランシスコ、パリ、ハワイなどで制作した作品に加え、白馬会創立10年紀念絵画展に出品した黒田清輝、久米桂一郎、岡田三郎助、和田英作ら白馬会の画家達の作品をあわせて紹介する。

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