東京都

ドローイングの可能性

本展は、線を核とするさまざまな表現を、現代におけるドローイングと捉え、その可能性をいくつかの文脈から再考する試み。
デジタル化のすすむ今日、手を介したドローイングの孕む意義は逆に増大していると言えるだろう。それは、完成した作品に至る準備段階のものというよりも、常に変化していく過程にある、ひとや社会のありようそのものを示すものだからだ。
この展覧会では、イメージだけでなく手がきの言葉も含めて、ドローイングとして捉え、両者の関係を探る。また、紙の上にかく方法は、揺らぎ、ときに途絶え、そして飛翔する思考や感覚の展開を克明に記すものだが、このような平面の上で拡がる線だけでなく、支持体の内部にまで刻まれるものや、空間のなかで構成される線も視野に入れ、空間へのまなざしという観点から、ドローイングの実践を紹介。更に、現実を超える想像力の中で、画家たちを捉えて離さなかった、流動的な水をめぐるヴィジョン(想像力による現実を超えるイメージ)というものが、ドローイングの主題として取り上げられてきた点に注目する。

開催概要

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カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」

本展覧会には、木、種、化石、道具や本など、私たちの日々の暮らしとは切り離せない「もの」がさまざまなかたちで登場する。12人/組のアーティストたちは、ある場所や時代と結びついたものを多角的に見つめ、それらが物質や生き物とし

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