山形県

生誕100年 國領經郎展 ―静寂なる砂の景-(山形展)

洋画家・國領經郎(こくりょう・つねろう 1919年〜1999年)は、日本芸術院会員で日展を中心に活躍し、砂丘や砂浜を舞台とした情感豊かな絵画作品を数多く描いたことで知られている。 「砂丘」は、國領がかつて「むきだしの自然」と語ったように、訪れた人々の詩的感覚や人生観を揺さぶり、孤独な瞑想の時へと導いていくような、自然に由来する神秘的な力を湛えた場所。砂丘に魅了された國領は、鳥取県鳥取市の鳥取砂丘や酒田市の庄内砂丘、神奈川県茅ヶ崎市の砂浜など日本各地の砂丘地や砂浜への取材を重ね、砂丘の風景の中に、若者たちの群像、飛翔する鳥、水溜りなどのモチーフを描き、独自の作品世界を構築していく。 本展は、生誕100年を記念し、出身地である横浜市の横浜美術館と、鳥取県立博物館、そして酒田市美術館が収蔵する作品を中心に、初期から晩年までの油彩作品やスケッチ等の資料を含む約100点で國領の画業を振り返る。國領がその生涯で表現しようとしたもの、砂のイメージに託そうとしていたものとは何かを探る。

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