千葉県

近代洋画の先駆者 浅井忠11 −トーハクの名画がやってきた!−

アート・コレクションでは、毎回さまざまな角度から浅井忠の作品を紹介してきた。
第11期となる今回は、東京国立博物館の貸与促進事業により、重要文化財である《春畝(しゅんぽ)》ほか7点の作品が千葉県立美術館にやってくる。
浅井忠は日本最初の官立美術学校「工部美術学校」にて、お雇い外国人として教鞭をとっていたアントニオ・フォンタネージに絵の手ほどきを受けた。明治22(1889)年には、工部美術学校の仲間と「明治美術会」を結成、黎明期の洋画界を牽引する。明治30(1900)年、フランスに留学、パリ南東部のグレー村をはじめヨーロッパの各所をたどり、各地の風景を油彩や水彩で描き残した。帰国後は京都に移り、京都高等工芸学校の教授の任に就いたほか、聖護院洋画研究所を開所、関西美術院院長に就任するなど、晩年まで洋画の発展に尽力した。
本展では、第一部「学生時代」、第二部「明治美術会と仲間達」、第三部「ヨーロッパ時代」の構成により、浅井の画業前半を、彼自身が残したスケッチブックや写真等の豊富な資料を交えて紹介する。
日本近代洋画の黎明期を生き、まさにこの道を切り拓いた浅井忠。彼の画業の一端を、この機会にぜひご覧いただきたい。

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