京都府

新春特集展示 子づくし─干支を愛でる─

干支の先頭、鼠は、ともすると穀物の蔵を荒す嫌われ者。なぜ多くの美術品に愛らしく描かれるのだろう。
ひとつには大黒さんの使いとして好印象を得たから。はじめは鼠が助けたことのある日本の神様、大国主(おおくにぬしの)神(かみ)とコンビだったが、インドから大黒天がやってくると「大黒」と「大国」が一体化し、その富と豊穣の神様の使いに納まった。多産の鼠には子孫繁栄の願いも託される。江戸時代にはペットとしての人気も博し、珍種を得るための交配の手引き書も刊行され、人に懐く鼠も作り出された。
身近な小動物であり、神様の使いで子宝の象徴でもある鼠たち。子月子日の行事をあつかう『源氏物語』の「初音(はつね)」を含め、子づくしの美術を楽しんでほしい。

開催概要

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特別展「リサ・ラーソン―創作と出会いをめぐる旅」A JOURNEY THROUGH TIME

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