福岡県

ルネ・ユイグのまなざし フランス絵画の精華 大様式の形成と変容(福岡展)

1983年に開館した東京富士美術館は、開館記念展「近世フランス絵画展」に引き続き「栄光の18世紀フランス名画展」及び「フランス革命とロマン主義展」を通して、フランス絵画の歴史を体系的に紹介した。開館したばかりの無名の美術館が、フランスの有名な美術館からすぐれた作品を多数借用できたのは、アカデミー・フランセーズ会員のルネ・ユイグ氏からの働きかけがあってこそのことであった。
また東京富士美術館は、ユイグ氏の助言をもとに16世紀のイタリア絵画から20世紀の現代美術にいたる西洋美術史を一望できる、たぐいまれなコレクションを短期間に形成。なかでもフランス絵画の充実ぶりには特筆すべきものがあります。ユイグ氏へのオマージュをこめて開催される本展には、フランスとイギリスなどの有名美術館が所蔵する作品に加えて、東京富士美術館所蔵の重要作品も出品されている。なお、1988年には、「東京富士美術館所蔵永遠の日本の名宝展」が、当時ユイグ氏が館長をつとめていた、パリのジャックマール=アンドレ美術館で開催されている。
本展では、ヴェルサイユ宮殿美術館やオルセー美術館、大英博物館、スコットランド・ナショナル・ギャラリーなど、フランス、イギリスを代表する20館以上の美術館の協力のもと、フランス絵画の最も偉大で華やかな3世紀、すなわち17世紀の古典主義から18世紀のロココ、19世紀の新古典主義、ロマン主義を経て、印象派誕生前夜にいたるまでの壮大なフランス絵画の流れをたどり、ヨーロッパ絵画の規範の確立と絵画芸術の自律的な確信をもたらした不断の芸術思潮とその源流を回顧する。

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