鹿児島県

ガラスに魅せられてー薩摩切子から絵画まで

光を受けて輝くきらめき、涼やかな透明感、滑らかな質感など、ガラスならではの美しさは古くから人々を魅了し続けてきた。本展では幕末に鹿児島で生み出された薩摩切子をはじめとする様々なガラス器、ガラスを用いた作品、ガラスを描いた作品から、尽きることのないその魅力に迫る。
薩摩切子は島津斉興の時代に薬品を入れるガラス器を製造するために、江戸から職人を呼び寄せて作られたのが始まりである。その後、島津斉彬の指揮のもと、透明ガラスの上に色ガラスを被せてカット文様を施す切子が誕生した。複雑なカット文様と色ガラスが織りなす薩摩切子の世界を、19世紀中頃の貴重な作品と後世に制作された作品から紹介する。
ガラスは様々な美術工芸の表現にも取り入れられている。ガラスを素材のひとつとして用いた作品は、他の素材との融合によってガラスの新たな表情を引き出している。また、ガラスをモチーフに描いた作品は空間を透過し反射する特性、時に割れやすい儚さ、無機質で硬質なイメージといった多様なガラスの側面を伝える。薩摩切子から絵画まで、ガラスをめぐる表現の数々が楽しめる展覧会。

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