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コレクション2 浅野竹二 版を奏でる

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京都に生まれた浅野竹二(1900-1999)は、自画、自刻、自摺りにこだわり独自の世界を貫いた木版画家。自由な思想の持ち主であった浅野は、終生市井に身を置き、質素な仕事部屋でひとり版を刻みつづけた。生活のため写実的な名所絵版画を制作する一方、より自由な表現を模索し、50歳にして初めて「自由版画」の個展を開催します。その10年後に出会ったベン・シャーンの助言にも励まされ、やがて独自のスタイルを確立していった。
大胆にデフォルメされた、簡潔でユーモラスなフォルム。そこに構図や色彩の妙が加わることで、画面からは歌声にも似たリズムが感じられる。動物たちのとぼけた表情や、人生の哀歓を感じさせる人物など、味わい深いモチーフも魅力的だ。
庶民の暮らしを愛し、生きとし生けるものに温かい眼差しを注ぎ続けた浅野竹二。本展では、明るい詩情を奏でるその芸術世界を、創作版画の変遷とともにたどる。

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