岐阜県

リニューアルオープン特別企画1 ETERNAL IDOL

2019年は、4月のノートルダム大聖堂(パリ)における火災や、国内各所での集中豪雨など、多くの文化財が被災した。私たちの心の拠り所と思っていた、或いは無意識下にいつもそこに在ると思っていた筈の文化財の突然の喪失は、かたちあるものの避けがたい運命を胸に突きつけてくることになった。
今ここにある美術品は、各時代に起きたこうした災害や争いを潜り抜け、様々な人の手を介して残されてきたものである。
美の殿堂である美術館は、日頃の調査研究に基づいた作品収集を行い、展示し、保存し、人々の心の支えの場として活用されていく機能を持つ。そして連綿と流れてきた美の系譜を過去から現在、そして未来へと繋ぐ役割を担っている。
心の作用が作り出す創造物としての美は、芸術家に絶対的な個による表現を許し、観る者に意識を解放させ生きる原動力となり証となっている。有形無形の美の姿に永遠性を求める一方で、美の系譜を多様に解釈しはじめた現代に生きる私たちは、どのような美を見つめ、未来へ繋ごうとしているのだろうか。
本展では、芸術家が残してきた永遠の偶像、美のかたちを辿りながら、今日の美の在処を当館コレクションと個人コレクションにより探っていく。

開催概要

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特別展「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション-メトロポリタン美術館所蔵」(大阪展)

日本の竹工芸は、線で構成された軽やかな造形が魅力であり、現代アートとして捉えなおされて国際的に高く評価されている。なかでも、ダイアン&アーサー・アビー夫妻が収集した竹工芸は世界屈指のコレクションとして知られ、2017年か

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