長野県

「今、世界で評価され続けているアジア人作家 」第3回 後期

抽象絵画に着目する本展では前期に続き、50年代にフランスに渡り、後の抽象画に大きな影響を与えたアンフォルメル運動に参加した今井俊満、堂本尚郎と、同時代にアメリカへ渡ってネットペインティングなどの独自の画境を開いた草間彌生の3人を紹介する。また、後期より、中国の水墨画と現代美術を融合させた斬新な作風で、現在世界で高く評価されている婁正綱(ロウ・セイコウ)を紹介する。
婁正綱(ロウ・セイコウ 1966~)は書の才能に加えて知識・知力および記憶力が高く評価され、12歳の若さで中国政府より「智力超常児童」として認定された。その後、故郷の黒竜江省から北京に移り英才教育を受ける。86年に北京から東京に本拠地を移し精力的に作品制作活動を行い、アジア、中東、北米などで個展やアートツアーを開催。書と絵画の高度な技能、独特の美的洞察力、深い素養をもって、抽象的かつ現代的な個性を兼ね合わせた作品を多く生み出している。
本展では、2015年に制作した約8メートルにおよぶ八曲一隻屏風や2018年に制作された新作など合わせて全45点を2階展示室5、6と1階バンケットルームの3つの部屋に展示し、婁正綱の壮大なスケールの作品群を展示する。
4人の作家が抽象表現に何を求め、何を見出したのか。
本展はその本質を探るとともにそれぞれの作家の創造の軌跡をたどる。

開催概要

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