東京都

伊東深水の光景―戦中から戦後、南方から小諸―

本展は平成29年に開催された企画展「南方より、伊東深水から―市川市所蔵《南方風俗スケッチ》」の内容を引き継ぎ、さらに発展させるもの。今回は長野県の酒蔵美術館 ギャラリー玉村本店が所蔵する南方のスケッチを紹介する。
また、同ギャラリーでは伊東深水が終戦時長野県小諸市周辺に疎開していたという地縁から、終戦前後の小諸周辺を描いたスケッチも所蔵している。二つのスケッチは太平洋戦争最中から終戦への時代の大きな流れを、伊東深水のまなざしを通した日々の移り変わり、文字通りの「光景」として描いているのだ。
そこで本展では南方スケッチ、小諸スケッチの双方を展示することとした。美人画家として名高い伊東深水だが、風景画に対しても生涯強い関心を寄せており、眼前の光景を的確にとらえる巧みな筆線も、大きな魅力の一つ。深水がそれぞれの時、場所で見た光景を、ぜひスケッチを通じて楽しんでほしい。

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