埼玉県

ニューヨーク・アートシーン -ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで-滋賀県立近代美術館コレクションを中心に(埼玉展)

第二次世界大戦後、画期的な表現を次々と生み出して注目を集めたニューヨーク。大戦中、戦火を逃れてヨーロッパから移り住んだ多くの美術家たちによって伝えられた近代美術がアメリカの若者たちを刺激し、新しい意欲的な表現へと道を開いたのである。
当時最先端の表現であったキュビスムとシュルレアリスムを乗り越えようとする試みは、アクションという画家の激しい身振りの結果として、あるいは広漠とした色面の広がりとして、抽象表現主義と呼ばれる新しい絵画を生み出した。また男性用小便器を展覧会に出品したマルセル・デュシャンのダダ的な行為は、生活と芸術を等価とみなすネオ・ダダと呼ばれる作家たちに影響を与え、大衆文化への関心は大量消費社会を背景にポップ・アートというアメリカ独自の美術として花開く。一方で1960年代以降、美術の根源を探るきわめて禁欲的、還元的な美術も同じニューヨークに登場する。そして現代美術の首都とも呼ぶべきその街では多くの日本人も活躍し、草間彌生や河原温のように今日では世界的に知られる作家も存在した。
この展覧会では、現在改修のため休館中の滋賀県立近代美術館が所蔵する日本屈指の戦後アメリカ美術のコレクションを中心に、国内の美術館に所蔵される優品を加えた約100点の作品によって、ニューヨークという都市で繰り広げられたアメリカ美術の半世紀を紹介する。

開催概要

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糸賀英恵展 うつろいのかたち

糸賀英恵(いとがはなえ、1978-)は横浜に生まれ、現在相模原で制作する女性作家。多摩美術大学、および同大学院をへて、行動展に出品し個展やグループ展で活躍している。 糸賀の制作テーマは「うつろう生命に潜む美を探る」ことで

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