福岡県

特別展 三国志(福岡展)

今から1800年以上前、漢(かん)王朝は徐々に力を失い、社会秩序は混乱をきたすようになった。そうしたなか、太平道(たいへいどう)や五斗米道(ごとべいどう)などの教団が民衆の心をとらえて立ち上がり、黄巾(こうきん)の乱(184年)が勃発するなど世情は大いに乱れた。
動乱の収拾をはかる漢王朝は、有力諸将の力を頼みとした。しかし、これがかえって彼らの台頭をゆるし、華北では曹操(そうそう)が、長江上流域では劉備(りゅうび)が、南の長江中・下流域では孫権(そんけん)が政権を握り、魏(ぎ)・蜀(しょく)・呉(ご)の天下三分の形勢が定まった。こうして三国時代(220〜280年)が幕を開けたのだ。
魏・蜀・呉の歴史は、正史『三国志(さんごくし)』や小説『三国志演義(えんぎ)』に著され、長く人々に親しまれてきた。21世紀に入ると、曹操墓の発掘など重要な考古学成果が相次いだことで、三国志研究は新たな局面を迎えることになった。実物資料をもとに、三国志の世界を再構築する時代が到来したのだ。
本展では、日本でも人気の高い三国志について、選りすぐりの文物と最新の研究成果をまじえてその実像に迫り、これまでの三国志を超えた考古学ならではの、新たな三国志像の構築を目指す。

開催概要

直前の記事

最新一覧

美術展一覧へ戻る