高知県

第84回企画展「小さな布の表現者 伊与木潤子展 昭和の時を駆ける創作押絵の世界」

伊与木潤子は、昭和21年に四万十町に生まれ、理容店を営みながら独学で押絵をはじめ生活感あふれる独自の世界を小さな布を継ぎ合わせて表現している。
2006年より土佐和紙工芸村のギャラリーぼたにかにおいて何度か個展を開催し、大作の「108人の老人」「千のちから」「昭和の婚礼」「日曜市の人々」など昭和の暮らしや情景をよみがえらせている。
2012年には、日本ヴォーグ社主催のキルトの祭典「私の針仕事展」に招待され、全国各地の百貨店でその作品が展示され、好評だった。
布で表現された細かい部分にまで思いがこめられた作品は高く評価され、古き良き時代をしのぶ人々の気持ちによりそう優しさにあふれている。
1人1人丹念につくられた人物像は、何百人もの群をなし、大きなテーマを持つ作品へと昇華され圧倒されるような迫力を持っている。従来の手仕事の枠を越えた伊与木潤子の創作押絵をぜひ多くの方々に見ていただきたいと思う。過ぎ去った昭和の記憶が皆様の胸によみがえり、なつかしい思い出を楽しんでいただけるのではないだろうか。

開催概要

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企画展「吸江寺」

高知市にある吸江寺は、平成30年に開創700年を迎えた。夢窓疎石が開創した土佐臨済禅の源流ともいえる吸江寺は、長宗我部氏や山内氏など歴代の土佐の権力者たちとも深いかかわりがあった。本展では、掛軸や屏風、古文書などにより、

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