広島県

浮世絵にみる 江戸美人のよそおい展(広島展)

江戸時代は現代と比較すると制約の多い時代であり、庶民の身だしなみについても厳しいルールがあった。髪型や化粧を見れば、その人の身分や職業、未婚・既婚、年齢なども判断することができたという。また、女性の化粧の基本は、紅化粧の赤、白粉(おしろい)の白、そしてお歯黒や眉化粧という三色のみに限られていたが、浮世絵に描かれた女性たちのよそおいを見ると、社会制約の中でも自分なりの工夫をこらしておしゃれを楽しんでいた様子がうかがえ、化粧が生活の中で重要な位置を占めていたことがわかる。
本展では、化粧文化に関する幅広い研究で知られるポーラ文化研究所が所蔵する浮世絵美人画の名品77点により、まずは、江戸時代の女性たちの化粧風俗や流行を概観する。さらに、画中に描かれた実際に使用されていた、紅板や櫛、かんざしなどの化粧道具や装身具のほか、衣装や婚礼道具などの優品約85点を併せて紹介する。
江戸美人たちの、粋で華麗な化粧や装いの文化から、美しさに対する心意気を感じることができるだろう。

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