栃木県

菊川京三の仕事―『國華』に綴られた日本美術史

栃木県小山市で幼少期を過ごした日本画家・菊川京三(1897-1985)は、現在も刊行が続く日本初の美術研究誌『國華』の図版制作者として数多くのコロタイプ木版による複製図版を作成した。写真がまだ白黒だった時代に、原作品の鮮やかな色彩や繊細な質感まで再現できるコロタイプ木版による複製図版は、作品を世に伝える最上の手段だったのだ。
生前に菊川本人から栃木県立美術館に寄贈された600点を超える複製図版・下絵などから選りすぐった作品を約40年ぶりに公開。國華社勤続60年に及んだ菊川京三の仕事を一望する回顧展だ。
また、明治大正期を代表する美人画の大家・池田輝方にも師事していた菊川の手に成る、これまで公開の機会が少なかった美人画の作品も合わせてご覧いただく。

開催概要

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