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紫香楽宮と甲賀の神仏─紫香楽宮・甲賀寺と甲賀の造形─

8世紀の半ばに、聖武天皇によって当地、甲賀・紫香楽に宮が造営され、そして、日本律令国家最大のモニュメントとして、大仏の造像が発願された。しかし、紫香楽宮は短期のうちに造営が中止され、発願された大仏も、還都された平城京で造営され、現在も多くの参詣者でにぎわう東大寺で再生される。
短命のうちに幕を閉じた紫香楽宮だが、近年の発掘調査や木簡の分析・研究などによって、紫香楽宮と甲賀寺、そしてそれに連なる奈良時代の近江の歴史は大きくイメージを変えることになった。甲賀における奈良時代の歴史が解明されてゆくにつれ、聖武天皇は、なぜ、この信楽の地を選んで宮を造営し、そしてこの地で大仏造像を発願されたのか、その謎は解明されるどころか、深まる一方だ。この後、石山寺の造営に際しても、紫香楽から建物が移築されるなど、この後の近江の優れた仏教文化を考えるに際して、この宮が果たした役割は極めて大きなものがある。
そして、甲賀には、神仏の姿を造像し、荘厳する優れた造形が次々と生み出されてゆく。短命に終わったとみなされている紫香楽宮だが、甲賀や近江の歴史に大きく寄与した可能性を、この地の造形を振り返りながら、探り出してゆく。歴史の壮大な謎に、神仏の造形や、その信仰にもとづく優れた作品から迫ろうと試みる。

開催概要

  • 会期

    2019.07.272019.09.01
  • 会場

    MIHO MUSEUM
    http://miho.jp/japanese/index.htm
    甲賀市信楽町田代桃谷300
  • 観覧料金

    大人1100円(900円)、高校・大学生800円(600円)、小学・中学生300円(100円)

    ※( )内は20名以上の団体(事前申込制)
    ※障がい者手帳をお持ちの方は、各料金より200円引き(団体利用の小中学生は無料)

    詳細は公式サイトへ

  • 主催

    MIHO MUSEUM、京都新聞
  • 休館日

    月曜日(8月12日は開館)、8月13日

  • 開館時間

    10:00〜17:00 ※入館は閉館の60分前まで
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